■ 伝票発行についての私見と能書き
パソコンで伝票発行すると人が喜んでくれます。
ですから私は伝票発行がらみのプログラミング仕事を請け負うのが大好きであります。
伝票発行すると伝発する自店の事務員さんのみならず、ドライバーさん、相手先で検品する人、
検算する相手先の事務員さん等、大勢の人々が喜んでくれるシステムであるにもかかわらず、
がしかし、いまだにあまりコンピューター伝票があたりまえのように普及していないというのは
どうしてなのでしょう。
それは各メーカーからでている伝票発行のシステムが以前よりも安くなったとはいえ、
いまだに高額なことと、
伝票そのものが何十円というランニングコストを強いられるためもあって、
ある程度経済的な余裕のある事業体しか手が出せない分野であるという感を否めないこと、
またいまひとつは、メーカーの発伝システムは売上管理に売掛管理という概念を
盛り込もうとするあまり一般の商店経営者の方たちからわかりにくく
近づきにくいものになっているのだと思います。
今回の「伝八君」は納品業者である私自身がつくりました。
とにかく低料金で伝票発行を実現してもらい、もっとも安いランニングコストで
継続して使っていただけるもの、そして分かりやすいからくりにし、
多くの方々に発伝のメリットを知ってもらおうという目的で作りました。
うちみたいな超零細納品業者でも胸をはって機械打ちしたきれいな伝票を手に持って配達したいものです、
縦横の検算をしなくてすむ そんな計算が正確で安心な伝票を手に持ってお客様の前に参上できるよう
そんなこんなの思いを込めてこのプログラムを作りました。
私見ではありますが、発伝に繰越などの会計概念を盛り込むとどうしても使いづらくなると思います。
会計の概念を発伝システムから根こそぎ削りとった時、
伝票発行システムはすばらしい我々の最良のパートナーとなりえます。
これが長年納品業者をやってきて、その傍ら発伝のプログラムに取り組んできた
私の結論中の結論なのであります。
ですからこの「伝八君」には他メーカーの伝発システムのように
繰越や入金処理の要素を盛り込んでいません。月末処理という概念もありません。
あえて会計の機能をはずしてあります。
他メーカーの伝発システムに慣れてきた方は月末処理がないことや繰越の考え方が無いことを
奇異に思われるかもしれませんが、あえてその機能を省いてあります。
さて伝票入力したデータがその後どうなるかというと?
請求明細書となって反映されるだけです。
単純明快です。
たったそれだけのシステムなのです。
この単純明快さが使い勝手を一気に高めるのだと私は信じています。
シンプル イズ ベストな訳です。
目に分かりやすい形となって印刷されるだけなので、非常に分かりやすいと思います。
ただほっとくとデータが溜まっていき入力作業のパフォーマンスが下がっていきますので、
たまに気が向いた時に古いデータの削除作業をいていただければなりません。
でも それだけで結構なのです。
前月の繰越がいくらで で 今月いくら入金になって 今月の最終的な請求はいくらであるという処理は、
パソコンを使わず手作業(手書き)で行なって下さい。
請求書の鏡の作成も手書きで行って下さい。
そこの処理の部分は最初から全て手作業の方がよっぽどうまくいきます。(キッパリ)
その部分を手作業でやることより発伝作業が非常にスッキリ分かりやすくなります。
例えばあるお得意さんの先月のひと月の売掛け合計が12万円だったとします。
そして今月の月初めに12万円の請求をそのお客さんにし、
今月の締め日に決まって12万円チョッキリ支払ってくれれば何の問題もないのですが、
みんなそんなお客さんばかりだと、何の問題もなくパソコンで処理しやすいのですが、
いかんせんそんなお客さんばかりではありません。
12万円の請求に対して今月は内金で10万円だけ支払いがありその差損を来月に繰り越したり、
また2ヶ月待たされる場合もあったり、3日月後ということもあるでしょうし、
またお客さんによっては、3パーセント値引きして請求をださなければならなかったり、
1000円未満は切り捨てて請求しなければならなかったり、実にお客さんによって様様でありまして、
これをパソコンで処理しようというところに元々無理があるわけでありまして、
この複雑怪奇な売掛、入金、繰越のお金の流れをパソコンで処理しようとすると
月末処理という前月の金額の数字を次月に置換して処理する方法しかなく
かなり無理なつじつまを合わせにでしかなくなってしまうため、入力作業がどうしても難解になり、
一般ユーザーが使いづらくなっていることにつながっているのだと思います。
一般に発伝されている事業体は(当店も昔そうだったのですが)印刷屋さんに頼んで
店名まで印刷してもらい、3枚綴り1セット20円から40円くらいの単価のもので発伝している所が多いようです。
普通のプリンター用紙を使うことによりとてもリーズナブルな経費になります。
また伝票に印刷する店名はフォントを選べるようになっていますので、
印刷屋さんで印刷したみたいに体裁よくなりますのでご安心下さい。
請求書も一般に文房具屋さんで売られているような手書きの請求書のフォーマットを採用していますので、
請求する方もされる方も違和感がないよう心がけました。
また使い方の説明なのですが、
説明は納品業である現在の自分の経験を生かし
実際のシュミレーション学習形式で説明してありますので
順番にパージをめくっていっていただければ
最終的に完全に把握できるよう作成しました。
さて長くなってしまいましたが能書きはさておき
伝票発行で少しでも皆さんのお役に立てるようにという願いを込めて
伝八君の説明に入りたいと思います。
最後まで読んでくださいまして ありがとうございました。 作者 池田浩之
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