シジュウカラとマイホームと管理人のおじさん

投稿者: yukijirou 投稿日:


 汚くなってきた看板を取り換えた。A4の看板小さ杉。 巣立ち予定日がこちらの見積もりとは違ってしまい訂正も含めて。
 本日6月25日土曜日(孵化して推定8日目)雛が大きくなってきたため雛の声が聞こえるようになったのか、雛のにおいが強くなったのか、カラスが雛の存在に気づき、巣箱の上にまたがり、ジャイアンのように悪さを画策していたため、おいらが追っ払ったのだった。こんなことしてるとおいらとシジュウカラとの信頼関係が確立されるのではないかと思うとワクワクもする。
 で、この親鳥2羽とも今年の冬、うちに餌を食べにきていた可能性が濃厚になった。
なんでなんでそう思ったかというと、写真2のように、斜めの紙コップにひまわりの種をいれ吊るす。鳥からするとこの紙コップは非常に不安定な状態なため食べたくても食べることができない。上手いことホバリングしながら着地点を見出し止まった瞬間崩れるようとするバランスを必死にコントロールしながら重心を抑制し、がしかし、餌を食べようと首を伸ばすやいなやはたまたアンバランスが容赦無く襲ってくる、それでもさらに重心点をしがみつくような気持ちでまさぐりながら制止どころをキャチ、、やっとこ餌をゲットできるという、いやはや我ながらサディスティックなまでの仕掛けをよくまあ考え付いたものでる。
 シジュウカラも同じで最初は食べようとするが食べられない。しかし、シジュウカラは何度もあきらめずにトライする。トライ約100回目くらいから食べられるコツをつかむ。そして見事にスマートなまでに餌を上手に食べるようになる。学習能力の高さとアクロバティックな動きが得意な鳥にしか到達できない芸と言っていい。
 この紙コップを冬場10個くらい作り木に吊るす。餌は黒ひまわりの種、バードケーキ、無縁のピーナツをすりつぶしたもの、するとシジュウカラ専用の餌場が完成することになる。いつも木の付近に5,6羽、シジュウカラがちょろちょろしている感じになる。(広い川の近くで森のように木が沢山ある場所でこれをやるとおそらくシジュウウカラの嵐になると思われる)。
 で、ん? もしかしてと思い、最近この種入り紙コップを1つ作ってみた。(ちなみに巣営したからと言って、餌をやるのは控えた方がいいらしい。協力的なつもりで巣箱の近くによかれと思って餌を用意すると、他の鳥を呼んでしまうことになり、その鳥を追っ払わなければならないため、シジュウウカラの仕事をいたずらに増やしてしまうことになりかねないので巣箱の主に餌やりをするべきではない、できるだけ放っといてあげた方がいい場合が多いという)。なんとそに日に、この巣箱のツガイの親2羽とも、なんと、なんのストレスもなくスマートに餌をバクバク食べるではないか、サーカス芸を仕込んだ猿みたいにぎこちなさチラリとも無くへっぴり腰の要素チラリとも無い、上手に食べてくれるではないか。(一般的な話だが新しく設置した餌というものにはなかなか鳥は警戒して口を付けてくれない)。
 なので確信した。うちを我家だと思っている。餌をくれてカラスを追っ払ってくれる、そんな管理人さん付きの我家だと思っているのではないだろうか。大いなる勘違いかもしれないが、本日そんなことを思い、巣立ちまでの責任と重圧みたいなものを感じ入ったのでありました。

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