写真の腕はまだまだなので、デジカメで被写体を沢山撮りまくって奇跡の一枚を探す。その確率は50枚分の1枚くらいのような気がする。残りの49枚を気前よく削除できるかどうか。それをクリア出来た時、おいらみたいな人間でもいい写真は撮れるような気がする。
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2002.02.29. 大きな桜の木の下で
きのう日曜日 昼頃、天気が良かったので有希が公園に行こうと言い出しました。
お弁当を持って行こうというので、取り急ぎ ありあわせでおかずを作り、自分で食べるおにぎりは有希に自分で握ってもらい、お父さんも自分で食べる分は自分で作り、近所の公園まで歩きました。
日差しが強かったためサングラスをかけてるお父さんはいつもと感じが違うのでしょう、お父さんの顔を違和感をもってちらちら横目で歩きながら覗きこんでは盗み見(ぬすみみ)してます。
目の動きを悟られることのない黒メガネのお父さんは前を向いているフリをしながら でも本当は横目で有希のそんな様子を意識しながら歩きます。
大きな桜の木が満開の花を咲かせていました。
大変りっぱな桜の木です。その下で敷物を敷きおにぎりをさっそく食べました。
有希が作ったおにぎりはふぞろいと言うよりできそこないのおにぎりです。
でも自分で作ったものは不思議とおいしのでしょうか、あっというまに平らげてしまいました。
敷物の下にちょうどアリの巣があったのか、次から次にアリが進入してきます。
有希は「お父さん!こっち!」とか「お父さん!
あっち!」と指をさし、そのたびお父さんがひとさし指でアリをはじくのですが なかなか間に合いません。
アリは我々の所まで到達してしまうのです。
しかし昔の有希ならアリが一匹でも自分に近づいてきただけでギャーギャーわめいていたのですが、今はまるで司令塔のようにお父さんに指示します。冷静です。
そんな有希に 成長の足跡を垣間見るお父さんは親ばか以外の何者でもないのでしょうか。