2010年2月アーカイブ

強化合宿練習

親バカ報告になってしまう。

前回の話しだが、娘がの個人戦でベスト16になった。上川管内から女子は144人が参加した。

ベスト16までが強化合宿練習選手に選ばれる。

一年生なので、ま、お釣りのくる働きだったと思う。

3回戦目ではS中の2年生でエースのTという宿敵の子と対戦した。

なんで宿敵かというと、娘は過去にTと2度対戦している。2回とも負けている。

去年の中連の話しだが、娘の先輩(3年生)がこのTに負けた。

Tは非常にマナーが悪いみたいだ。先輩とTが対戦した時、例えば、ネットインしてポイントを取得してしまった際は、相手に「すいません」という、言葉をかけなければならない礼儀みたいなものが卓球には存在する。

このTはこの礼儀を露骨に無視して先輩と対戦した。

結果はTが勝った。

先輩は頭に来て、ラケットを卓球台に放り投げた。

先輩は最後の中連の試合でマナーの悪いTに負け、3年間の選手生命を終えたことは、悔しくてしょうがなかったのだと思う。

また、マナーが悪く、しかも1学年下の選手に負けた自分自身に対する悔しさいくばかりだったろう。

先輩がラケットを放り投げた行為はいただけない。いただけないのだが、

この先輩は年下の特別学級の子達の面倒をよく見るタイプの女子だった。なので有希はこの先輩のことをとても尊敬してた。

なので、有希はリベンジを果たしたことになる。



その試合の話しだが、

有希とTが対戦した時、3セットマッチで有希は2ゲームを先行した。2?0になった。

あと1ゲームで決する。

3ゲーム目で10対8になった。

あと1ポイント取得すると有希の勝ちである。

ラリー中、有希の放った玉をTはダイレクトで触ってしまった。

卓球の場合、レシーブする側から見て、エンドライン(台の端っこの線)より向こう側でダイレクトで触ってしまうと相手のポイントになる。エンドラインからこちら側で触って、「今のはアウトです」の意思表示をし、審判が確かに今のはアウトであったと認めれば、レシーブ側のポイントになる。



3ゲーム目で10対8になった。

有希の打った玉をエンドラインから内側でTは触ってしまった。審判は有希に得点した。

試合は終わったと思った瞬間、Tが抗議した。Tのマナーの悪さが露呈したのである。

Tはがんばった。「今のはアウトだから触ったのだ」と。

審判もがんばった。

「アウトだったのかもしれないが、あきらかにエンドラインの内側でダイレクトで触ってしまったいるため、アウトとは認められない。」と、

試合が中断しややしばらく、その押し問答が続いた。

有希はなんでもめているのか分からないみたいだった。アホである。

結局、審判は、何も申し出をしない有希に相手のアンフェアな行為に対する不満のかけらもないことを感じ、Tのポイントにすることにした。(笑)(公式の審判ではないのでこういうこおとはよくある。それに対してきちっと抗議をしない有希が100%悪いのだと思う)

それからTのペースになった。そのゲームはTにひっくり返され、その後のゲームも取られ、2?2になった。

最終ゲームは有希がリードした。

流れ的に有希が負けるのかなと思いきや、最後のゲームで有希に流れがきた。

8?3で有希がリードになった時、Tはどんな手を使っても、もう、後の祭りであるとじ感じたのだと思う。あきらかに戦意を喪失したようだった。

結局、有希はリベンジに成功した。



先輩の雪辱をはたしたのである。



んで、この大会のベスト16になった。ベスト16までが強化合宿練習選手に選ばれる。



後日というか、先日、その強化合宿練習が2日間に渡って実施された。



正直言ってがっかりした。



うがった見方なのかもしれないが、自分が感じた光景はこんな風だった。



なんと、某卓球名門校 私立J高の監督がメインコーチで練習が進行し、サポートしてくれる高校生のお兄さん、お姉さん達もほとんど(ほとんどと言っていい)J高の卓球部の生徒達だった。

まるでJ高にいらっしゃいキャンペーンのようだった。一大勧誘キャンペーンである。



自分も昔、強化練習を経験したことがあるが、泣く奴はいるは、けが人は続出だわ、そんな感じだった。

が、しかし違う。

これでは、じぶんとこの高校の強化キャンペーン練習ではないか。



J高のやさしい兄さんお姉さん達、そしておもしろいJ高の監督のジョーク。

J高の悪いイメージを払拭するかのような、イベントである。

自分は新興宗教のキャンペーンとダブってしょうがなかった。

ここまでやらなければ強い選手が集まらないのだろう。

先の個人戦からこの仕掛けが始まっていたことを思うと、ぞっとした気持ちになる。



J高は卓球は毎年、全国出場を果たしている。他の追随を許さない感である。

圧倒的な強さを誇るこの高校の監督は名誉監督と称されている。

その栄光の陰でおどろおどろしい光景を盗み見てしまった気がする。



地方から参加している子もいる。遠くは枝幸からもきている。その子達やその子達の親は純粋な考え方をするのではないだろうか。

なので、だまされるのではないだろうか。

こんなインチキイベントにだまされて、この高校に入学してしまうのではないか。



ちゃんと親やしっかりした人間と話し合いをして入学するならいいのだが、、、、



例えば、大学の野球部などは、あの手この手で強い選手を勧誘し、自分の野球部を強くする。その選手が卒業する時、野球で食べる道が残っている選手はそれでいいだろう。

が、しかし、あぶれる学生が出てくる。

監督は「お前の努力が足りなかったから、野球で目が出なかったのだ」と、突き放すことっもできるのだろうが、そうは言わない。

その生徒のために、いい就職先を見つけることに奔走する。

普段から飲めない酒を飲んだりして、つきあいを大事にしたりし、企業とコネクションをキープしておく。あぶれた生徒のために。なぜそこまでするのか?

自分の学校の勧誘のせいで子供の人生を狂わしてしまうかもしれないということに、大きな責任を抱いているからである。

未成年者を預かるということは、その子供の大事な人生をお預かりすることだという、大きな責任の意味を軽んじていないからである。



この強化合宿練習でJ高のイメージがよくなり、そしてめでたく入学し3年間の青春を子供が卓球に捧げるとする。それはそれで本人や親が納得していることなので、他人の自分がとやかく口出しすることではないのだろうが、しかし、卒業する段になって、オリンピックのメダルの可能性はない、進学もできない、資格もない、漢字も読めない、計算もできない、エクセルって何? ウィキペディア、イラストレーターって何もの? 職種は選べない、就職先の選択肢は異常に少ない、んで 卓球だけはそこそこ出来る、という、そんな感じの子供が社会に放り出されることになる。



というか、そんな片わにされた子供の不幸を山ほど見てきたから、こんな書き込みをするのである。



そのことに対してこの名監督はなんというのだろう。





「親と子供がちゃんと話しあって、入学したのではないのか」

「我々の高校へいらっしゃいという言葉を一言も使ってはいない」

「朝から晩まで卓球の練習をさせているのではない。ちゃんとした授業を受けているではないか。学業第一ではないか」

「進学しようと思ったら、出来るではないか、本人の努力次第ではないのか」

「本人の努力が足りなかったから、目が出なかった」と、知らないふりをするのだろうか。







自分の知り合いの娘さんの最近の話しである。



中3の中連の卓球で、個人戦で全道大会で優勝した。

勉強もそこそこ出来る子だったためと、家のすぐ近くに公立のN校がある。N校は卓球はそこそこ強い。

N校を受験することで、話しが進んでいた。

受験シーズンが近づいてきた。

J校のあこがれの先輩から電話が掛かってきた。



「一緒にやろう!」



娘さんはグラッと心が動いた。



親に、「やっぱJ校に行きたい」と、進路を翻すような事を言い出してがんばった。

親はダメだと言った。



娘は泣いた。泣いて頼んだ。



ダメ押しは、J校からの事務局から親にかかってきた電話でる。



「授業料を半額にさせていただきます。」



親が今度はグラッときた。

娘の希望がかなうのと安いのと、反対する理由が見つからなくなる。





親 「分かった、J校に行け!」



娘 「お父さん ありがとう!」





後日、入学してから分かるのだが、授業料というのは支払う全体の半分でしかないことを知らされる。

支払いの全体の半分が免除されるのではなく、全体のうちの半分の授業料のその半分が免除されるという、そんな、ちと詐称性の高いカラクリに気が付くが、もう後の祭りである。

喜んで通学する娘の横顔を見て、文句は言えない。あきらめるしかないのである。



この壷を買ったら幸せになります。この印鑑を買ったら病気が治ります、という団体がやっていることと、この高校がやっているそれとは、どこが違うのだろう。



親がかなりしっかりしなければ、子供達を道具にしか思っていない大人達の、そんな用意周到な仕掛けに飲み込まれることになる。

アイスキャンドル

寒波が来るというので、アイスキャンドルを作った。17基作った。

凍らせすぎて、氷が膨張しすぎて、バケツが4個、割れて使えなくなった。

48時間凍らせたのだが、今回は36時間で丁度よかったみたいだ。何回も作っているのに、なかなか上手にならない





一番透明度があって、きれいな物は残念ながら2基くらいしかできなかった。

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