先日、うちの猫の額のような庭に咲いたチューリップ。
このチューリップの名前はわかりません。わかりませんが、
写真を撮ったその次の日の朝、花がボロッと落ちてしまいました。
一番きれいな己の姿を、記憶、保存してもらったことを、まるで満足したみたいに、いさぎよく自分の存在を往生させました。
般若心経でもあげて、供養させてもらいたい気分でした。
先日、中学校の家庭訪問があり、新しい担任の先生がやってきました。
いままで訪問された先生方とは違い、短い時間内で私という父親といろいろ話しをしたい様子が伺えました。
いつものことですが、家庭訪問の時は、短い時間しかないので、先生に迷惑をかけられないため、極力、口にチャックをすることにしているのですが、この先生は違っていたので、できるだけ、自分もいろいろ話をしようとしました。
最後に先生がこう言ってくれました。
「いやー、お父さん、子供さんを、うまいこと育てましたねー。」
お世辞でもうれしかったです。
自分が往生するとき、こんな言葉は自分にとっての般若心経となるでしょう。
そんな供養をいただけるように、もう少しだけがんばりたいと思います。