2009年8月アーカイブ

花火大会と卓球

先日花火大会があった。高校時代の先輩から電話があって「飲もう」とのことだったので、新町の末富という居酒屋で飲んだ。

末富は隠れた名店だと思っております。本日食べたのは、トマトのおでん。おいしかった。

新漬けも食べたが、おいしかった。



「いやーマスター俺も新漬け自分で作るんだけど、塩だけで作ったらこんなほんのり甘くならないんだよね 

 どやって作るの?」と、聞くと、



「内緒!」



と、言われた。



居酒屋へはクロスバイクでいきました。花火を見ながら堤防を渡って、花火の現場に近づくにつれ、人が凝縮されていく感じがとってもよかったです。

花火大会は自転車で移動しながら見るのは意外と楽しいです。来年、もし娘が反抗期に入っていなければ、お父さんとまだ行動を共にしてくれるようなら、2人で自転車観戦を試みてみたいと思います。



最近有希は部活ではあきたらず、夜、有料の卓球道場に「通わせてくれ」とのこと、そしてそれを許可してしまった自分。

週3回くらい夜、送り向かいしなければならない。



完全に受験勉強コースからはずれてしまった感が出てきた。

本人は「勉強はちゃんとする!」とのことだが、「する訳ないだろ」という親の心のつっこみがとても虚しい。



ま それはそれで いいか などと思っている自分が恐ろしい気がする。

級と卓球

有希が卓球の級をとりに行った。

卓球にも級があったとは知らなかった。一年ペは10級から4級までを受けさせてくれる。



「おと 明日、級を取りに行くから、大成体育館までの道のりを教えて欲しい」



と、前日言われたので、車に乗せて説明した。



大成体育館はイトーヨーカドーの隣にあるので、末広からイトーヨーカドーまでの道を教えればいいので、簡単ではあるのだが、ちと遠い。でも 友達同士で行くので楽しくてあっという間だろう。



4級はフォア打ち、バックハンド打ち、つっつき、このうちいずれかを選び、判定員を相手に、ある一定の速度(結構速い)で300ラリーを続けられるかどうか(5級は100ラリー)、挑戦するチャンス回数は10回。

10回のうち一度でも300ラリーができればいいらしい。

そして、スマッシュを10球ミスらないで打てるかどうか、これもチャンスは10回以内。

その後はサーブの判定。



有希は4級をとってきた。

3級以上は4級を持っていることが前提で、公式の大会でベスト8とか4とかになり、ポイントを獲得することで昇級していくらしい。

ちなみにいつも優勝するような子はやはり1級を持っている。



4級の賞状は「お父さんの宝物」とか書かれたダンボールに直行することになるだろう。

十数年後か、もしかして数年後かもしれないが、自分が死んだ後、有希は「お父さんの宝物」と書かれたタイムカプセルを開けることになる。その時、この賞状を目にするだろう。



んで、10級にも受からなかった仲間がいたらしい。

その子は悔しくてずっと泣いていたらしい。



いろんな学校から判定を受けにきていたらしい。有希の学校は1年生の男子と女子、2年生の女子、同じ学校の中で男女合わせて、4級が受かったのは有希一人だけだった。

自分だけ受かったのでうれしかったらしいのだが、すぐ監督から釘をさされたみたいだ、



「おっかしいなぁ 毎年、4級は4人くらい受かるんだけどなぁ」と、



先日もある中学、〇門中学校へ練習試合をしに行ってきたらしい。

5人と対戦してきたらしい。

5人とも3ー0で勝ってきたらしい。帰ってきて有希はまんざらでもないようだった。



次の日、有希の卓球部には60歳代のコーチが指導に来てくれている。子供達はおじいちゃん先生と呼んでいるのだが、このコーチに



「対戦しよ!」



と言われ、1セットマッチの対戦をしてもらったらしい。



結果は11対1で有希の惨敗だったらしい。

そのおじいちゃん先生にコテンパンされたらしい。



それを聞いて思った。



子供がいい気にならないように、天狗にならないように、大人がうまいこと鼻っ柱を折ってくれている様子が分かった。子供がダメにならないように、ちゃんと見守ってくれているのである。

ありがたい話である。

親以外の大人がそれをやってくれるのは、涙がちょちょ切れるくらいありがたい話しなのであります。



子供の鼻っ柱を折る仕事は本来は親がしなければならない仕事なんだと思うのであります。

親はこの作業を一生懸命しなければならないのだと思う。

この作業を怠るから、子供は徐々に怪物になっていくのではないかと思う自分は考えすぎなのでしょうか?

いい気になってそのままほっとくのはドーパミンが分泌されっぱなし状態と同じであるから、ある意味で子供をシャブ漬けにするのと同じであるのだと自分はどうもそう思うのであります。



「誉めて育てる」という言葉がどれだけ子供を不幸に追いやる危険を宿しているか、世の指導者はそろそろ気がついてほしいのであります。誉めすぎは子供を中毒患者に仕立てあげるのと同じであると思うし、ドーパミン中毒の子供がまともに育った例を自分はしらないのである。

子供の誉め過ぎ行為が、将来、不満や不平しか言わない人間を大量生産する結果になっていると考えるのは、自分だけなんでありましょうか。万能感という病に冒された子供が将来、不平や不満やグチ、人の悪口ばかり言う大人になってしまうのは、ある意味、その大人はもうすでに自殺しているとしか自分には思えないのであります。



なんだか、今、どうも誉めすぎの傾向にあります。

誉めるのと同じくらい、けなすのも大事じゃないでしょうか。

子供をけなすのがうまい親を見ると、「子供を育てるのが上手なんだなぁ」と、思わず頭が下がってしまうのであります。



以上、本日はわかったような書き込みをしてしまいました。不快な思いをされた方へは、お詫び申しあげます。この書き込みをいつも閲覧してくれている方に対しての書き込みではありません。どうかご理解お願いよろしく存じます。



一方で有希が4級を取ったことを親バカ報告している訳でありますから、自分自身もというか親というもののかなりいびつな精神構造を実は認めざるをえない訳であります。反省するは我にあり のそんな自虐的な気持ちであります。

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