年末年始は仕事だったので、正月という気がしませんでした。
クリスマスに買った「ニュースーパーマリオブラザーズWii]を親戚の4人でやりました。コントローラーは持参してもらって。4人でやると、結構おもしろかったです。
あと有希はお年玉でds「レイトン教授の魔神の笛」を買いました。うちはソフトはなるべくけちって中古を買います。昨日、5800円定価なのですが、ツタヤで3980円でゲットしました。
有希は前々から欲しかったソフトなので(レイトンシリーズは攻略してます)、ゲームをし始めました。
中古なので、前の人のデータが残っている場合があります。今回もそうでした。
有希 「ねえ!おと!前の人のデータが残ってるんだけど、名前は「カイト」って書き込んであるんだけど、ゲーム時間5分、クリアした問題がたったの 1問だって!」
父 「えー! なんだってェェええ! そんな奴おるんかい! どんだけあきっぽいんよ 親も親だなあぁ すぐ買ってすぐ売ったのかよ 「カイト」ってやつ どんだけ我侭!」
などと、「カイト」君とかいう子(子供?かどうかわからないが)の悪口をさんざん言ったのだった。
その夜のことだった。
夜中の3時頃、お父さんははたと思いついた。有希も起きていたみたいなので、布団の中の有希に話しかけた。
父 「おい?」
有希「ん?」
父 「昼間さ そういや カイト(もう呼び捨てになっていた)のこと、悪く言ったけどさ、違うかもしれないわ。カイトってやつ むちゃくちゃいい奴なのかもしれんぞ?」
有希「へ?なんで?」
父 「ほら、レイトンのソフトってさ お前さ データ消去ができないって言ってたよな、だったら、おそらく、カイトは攻略したんだよ。コンプリートしたんだよ。推理もののソフトってもうプレイすることがないと思って、手元に置いててもしょうがないと思って、そんで中古屋で買いとってもらったんだよ、きっと。中古屋さんへ持っていくとき、データが残っていると、次に使う人が嫌がるだろうと思って、データを消去したかったんだけど、でも、データは消去できない。んで、自分で最低限のことをしたんだよきっとさ。スイッチを入れて「はじめからやる」を選んで、最初のムービーを見て、問題を一問でもクリアすると、上書きできるデータ状態になるから、だから「プレイ時間たったの5分、クリア問題たったの1問」ってそういうことなんだよ。攻略データが残っていたら次の人が嫌がるから、だから、自分で出来る最大限のことをしました、というマナーメッセージなんだよ、5分1問ってのはさ、だったら、カイトはいいやつだったんだよ きっと!」
次の日、なぜdsのソフトはデータが消去できないのか、ネットで調べてみた。メーカーの回答は見つけられなかったが、ネット上の人々の見方はおおよそこんな風だった。
中古が流通することはメーカーにとっては不利益になるわけで、中古の流通をサポートするようなソフトの作りにはしない、ということだそうだ。
つまりメーカーのささやかな抵抗らしいのだ。ささやかな意地悪といっても言い。
レイトンの場合は上書きだけで消えるからいいのだが、データは上書きできても、一度コンプリートすると、クリア特典みたいなアルバムが出現したり、ギャラリーはリセットできなかったりと、中古だとかなり使いづらくなるソフトもたくさんあるらしい。
どこの誰だか分からないカイト君へ
君のことを悪く思ってしまって、すいませんでした。ゲーマーだったら、そういうことは、すぐ気がついたのかもしれませんが、気が付くのが遅れました。
今年も人の気持ちが分からない、そんな一年の始まりになるところでした。あぶないところでした。
ごあいさつが遅れました。あけましておめでとうございす。