ゴールデンウイークは団体戦があった。ベスト8だった。中連のシードポイントを少し稼げたみたいだ。
準々決勝では、3?2で負けた。惜しかった。まったくをもって惜しかった。
娘のチームはほとんど2年ペのチームだというのに、皆おつりがくる活躍だったと思う。
今年の夏、中連が終り他校の今の3年生が受験勉強のため引退していなくなると、すると、もしかして、もしかして娘達のチームは非常におもしろいことになるかもしれない。親バカ思いも手伝って、そう思ってしまった。
この頃になると、どのチームも上手な選手ばかりな感じになる。ピンポンでなくなるのである。ヘタな子は一人もいない感じになっている。これが卓球のおそろしさだ。
女子の中でもカットマンがちらほら出てきた。
卓球は短期間で急にある程度までは、すぐ上手になるという特長がある。他のスポーツにはない特徴だと思う。練習さえ一生懸命にやれば、半年から一年くらいの間で劇的に上手になってしまう。男子なんかは特に、この頃になると、もうほとんど大人の試合を見ているみたいで、迫力があって見ていて面白くてしょうがないのである。
準々決勝のトップバッターで有希は宿敵の子と対戦した。以前コテンパンにされている。(前回の上川管内学年別シングルス選手権ではベスト4だった子)。同じ2年ペである。なので宿敵と言っていいと思う。
3セット先取ルールで1セットを取られた、そして1セットを取り返した。また1セット取られ、2?1になった。そして有希はまた1セット取り返した。2?2になった。最終セットは取ったり取られたりになった。相手は10点を先取した。10?8だったと思う。あと1ポイント取られたら負けという場面になった。もうダメだと思った。有希はこんな場面で試合をひっくり返せるタマではない。もうダメだ。そう思ったのである。しかしディースになった。その後何度かねばってディースを繰り返し、そしてそして有希は勝利した。逆転だった。勝利した時、まずをもってリアクシションをすることがないお父さんなのだが、思わずガッツポーズを取ってしまっていた。
家に帰ってきて、有希は目を輝かせてこう言った。
有 「ねえ あの比布中のHさんに勝ったんだから、なんか買って欲しい!。ポルノグラフティのアルバムってのはどうよ」
父 「ダメー! 以上!」
有 「ご褒美はないの?なんか?なんにもなしなの?」
父 「偉い! 以上!」
新入生がやってきた。卓球女子は新1年生は3人だった。せめて、4、5人入ってくれると、Bチームまで作れるのだが、残念だった。